九州大学大学院 松本剛志『パッチハウス』学生リノベーション設計コンペティション 賃貸住宅フェア2008in福岡

所属:九州大学大学院
発表者:松本剛志
作品タイトル『パッチハウス』

人はモノを所有し、モノを使うことで活動しています。
彼は、空間のスケール(タテ・ヨコ・高さ)のプロポーションと床仕上げの素材を軸として“人とモノとの関係をルーズに調整するような住居”ということをコンセプトにリノベーションを提案しています。様々なスケールの部屋を用意し、そのスケールに合わせて床材を合わせるなどしながら構成していき、扉などをうまく繋いで導線を確保するというような手順で設計を行っています。
また、この住宅を考える際に、食器を例に考えてみたそうです。例えばスパゲティを食べたいときに浅い皿でも食べることは出来るけれども、深い皿を使うことで汁がこぼれにくくて良いというような全てが均一でなく、かといって特殊でもない大らかな器のような空間が集まっているような大きなものを作りたいということで『パッチハウス』(寄せ集めの家)をイメージしました。
“人とモノとの関係をルーズに調整するような住居”を『パッチハウス』は提案します。


アーカイブ