第1回 みんなで路地探訪~大名・今泉 今昔まち歩き

ゴールデンウィーク初日の4/29(昭和の日)に、福岡路地市民研究会主催で第1回“路地探訪”が行われました。今回は、かつて黒田藩の武家屋敷があり、「紺屋町」等、当時の町名で呼ばれることもある大名・今泉地区へ“今昔まち歩き”と称して、繰り出しました。

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朝 10時に天神・福岡駅近くの「福岡市観光案内所」前に集合                                                    天候にも恵まれ、参加者の皆さんから、うきうきした感じが伝わってきます。

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 一行はいったん天神地下街におりて、8番街にある「石積みの広場」を見学、黒田藩の石垣工事に佐賀の鍋島藩が協力した歴史的経緯を学びました。 

地上に出て、警固神社の方に歩を進めると“心臓ペースメーカーの父”として、国際的にその功績が称えられる福岡医科大学(九州大学医学部の前身)田原 淳 教授の住居跡を記念した石碑があります。

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大名地区に入って、幕末より続く老舗 旧:紺屋町のジョーキュウ醤油 前で立ち止まり、ガイド役のくろださんの説明に耳を傾けます。昔の地図によると、このあたりに福岡城から続くお堀があったとのこと。

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築120年を超える町家を改築した「エンジョイスペース大名」で小休止をとり、お茶をごちそうになりました。ここは多目的スペースとして、アーティストの個展や芝居会場として開放されています。

オーナーの緒方さんが準備してくださった資料が配られ、大名の歴史についてお話を伺いました。あの剣豪 宮本武蔵が晩年に一時、この界隈に滞在していた時のエピソード等が語られました。

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続いて一行は「紺屋2023」に立ち寄ったあと、国体道路を渡り、今泉地区へ向かい、新緑に囲まれた 季離宮(ときりきゅう)に無事到着、ここで散開となりました。皆さん、それぞれにショッピングや食事を楽しまれたようです。

伝統と新しいものが共存する大名・今泉地区。ずっと福岡に住んでいながらも、今回のまち歩きで初めて知ることも多く、充実したひとときを過ごすことができました。路地歩きはイコール歴史探訪でもあると改めて認識した事務局スタッフでした。

 今回は定員を上回る参加申込があり、ご希望にお応えできなかった方々には、大変申し訳なく思っております。次回(博多部を予定)のご参加をお待ちしております。

エンジョイスペース大名ほか、お忙しい中、ご協力をいただいた各位に心より御礼申し上げます。


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