晴好夜学

今月19日は当研究会と交流のある晴好実行委員会の「晴好夜学」にお邪魔して、西日本新聞の名物記者で同紙の日曜版でコラム「福博であい談」を連載中の川上三太郎さんのお話を伺いました。

「先人の知恵に学ぶ」というテーマで、福岡にゆかりのある著名人のエピソードを聞きながら、生きる上で「座標軸」をもつことの大切さを学びました。

(講師の川上さんは「日米野球史」がご専門で、お母様の生誕100周年にあたる今年、本を刊行予定です)

「時」と「場所」の切り口でたぐると、春吉と海外の同緯度の都市には、アトランタ(米国)、カサブランカ(モロッコ)等があり、それぞれ小説「風と共に去りぬ」、映画「カサブランカ」の舞台になっています。北緯33度は何か感動的な出来事が起きる場所という共通項が見つかります。

「大体、人生は四分、六分を目安に生きよ」…まじめが四分、遊びが六分の配分です。これは、緒方竹虎(政治家)が父君から受けた教えですが、何かを成し遂げる人はそれくらい心にゆとりを持たなければならないと解釈しました。

講演終了後、研究員は会場となった建立寺(こんりゅうじ)の内部の構造をチェック。(さすがです!)

福岡ビルストック研究会もひと、まち、文化 を「軸」にやるべきことは何か?と考えながら、帰途についた一同でした。


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