審査結果発表後 豊橋技術科学大学 日和佐達裕『3R』学生リノベーション設計コンペティション 賃貸住宅フェア2008in福岡

『ECO』とは自ら動き、常に感じるもの・・・。
彼は、他人から提供される(ソーラーパネル・雨水の利用・電気節約など)『エコ』ではなく『自ら動くエコ』をテーマに、3つの素材を利用したリノベーション『3R』の提案!
彼の言う3つの素材とは、具体的に新聞紙、竹、そして人力です。新聞紙も竹も個人的に集めるのに苦労はしないし、お金もかかりません。そして自分で組み立てたり、修復をしたりも容易です。使い方としては、壁や床に新聞紙を利用したブロックを敷き詰め、仕切りには竹を利用。新聞紙の保温性は言うまでもなく、吸湿性にも優れています。竹によって緩やかに仕切られたスペースは狭さを感じさせることを和らげ日本人の感性を刺激します。そして最後の人力。これは、人件費、機械代を浮かすのはもちろん、自分の住まいに積極的に関わることにより意識も高まります。
また『フリープライベートスペース』『プライベートスペース』『ワークスペース』という3つの空間に分けて、SOHOなどの利用も可能!
身近なもので、自分で出来る『エコ』『3R』の提案です。

受賞内容
NPO法人福岡ビルストック研究員『松本賞』
講評
(松本氏)感覚です。感覚というよりもフィーリングが僕に一発で届きました。昔ヒッチハイク中に新聞紙にくるまって2泊したことがあるのですが、そのときの暖かさを思い出しました。彼がこうやって作品として、引き起こして新しい形として、人に届けられたら、実現したらいいなと、思いました。


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